自由帖

クラさんの「農」のある暮らし: 2009年7月アーカイブ

クラさんの「農」のある暮らし その20

7月も末になると、収穫した野菜の彩りも多彩になります。

 

 

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この時期、私にとって待ち遠しい野菜の一つはモロヘイヤです。

モロヘイヤは、気温が高くなってくると、どんどん成長しますが、今年はぐずついた天気が続いたために、いつもの年よりも成長が遅れ気味でした。最近ようやく収穫できるほどの草丈になりました。

 

 

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モロヘイヤは、原産地がエジプトで、アラビア語で「王様の食べる野菜」という意味だそうです。王様の難病が、モロヘイヤのスープで治った、という伝説に由来するとのこと。

クレオパトラも好んで食べたとか?

こんな話しが伝わるほどに、モロヘイヤはビタミンやミネラルを豊富に含んだ、栄養価の高い人気上昇中の野菜なのです。

 

 

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ねばねば系の野菜に目がない私にとって、モロヘイヤは夏に欠かすことのできない一品です。

茹でたり、炒めたり、スープにしたり、どんな調理法でもおいしく食べられますが、私の夏の一押しは、稲庭うどんと一緒にズルズルと食べることです。

 

農作業で汗を流したあと、茹でたモロヘイヤをよく冷やし、これまたよく冷水にさらした稲庭うどんの上に載せ、冷たいたれにつけて、一気にのどに流し込みます。

稲庭うどんのつるつる、モロヘイヤのつるつる、つるつるの二乗によるのど越しのうまさは、なんともいえません。

 

 

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クラさんの「農」のある暮らし その19

7月に入ると、5月に植えた夏野菜たちが次々に収穫の時期を迎えます。

今年の初収穫はナスとつるむらさきでした。

 

ナスは灰汁が強いこともあって、生でそのまま食べることはあまりないのですが、永田農法で作ったナスは、スライスしてサラダ感覚でも食べられます。ほんのりとした甘さが口の中に広がります。

そうそう、写真のような面白いナスもありましたよ。

 

つるむらさきは私の好きな野菜の一つです。栄養価が高く、秋口までコンスタントに収穫できます。食べた時のあのねばねば感がなんともたまりません。ソーセージなんかといためると好いですね。

 

しし唐も採れるようになりました。

そのままがぶりと食べたら、何と辛味もなくおいしかったですよ。でもてんぷらにして、蕎麦かうどんと食べるのがいいですよね。

 

きゅうりとインゲンも勢いが良くなってきました。

きゅうりはこだわりの四葉種。生でも、漬け物でも歯ごたえがあって実においしい。からし漬けはたまりません。ビールが進んで困ります。

きゅうりといえば、餓鬼の頃、川での水遊びの合間に、近くの畑から失敬してきたものを、がつがつと食べたことが懐かしく思い起こされます。

 

トマト、枝豆、ゴーヤ、モロヘイヤ、ピーマン、トウモロコシなどがこれから本番を迎えます。ゴーヤも小さな実をつけ始めました。

 

野菜づくしの夏の到来です。

 

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