自由帖

クラさんの「農」のある暮らし: 2009年6月アーカイブ

クラさんの「農」のある暮らし その18

農作業は自然が相手です。

思い通りには行かないこともしばしばです。

 

今年は、自宅の庭のジャガイモに異変があり、収穫量も大幅減です。

原因は2つぐらい考えられます。一つは連作障害です。狭い土地ですので毎年毎年植える場所を変えて、連作障害を防ぐのはなかなか難しいことです。しかし一工夫が必要なことはいうまでもありません。

もう一つはモグラがあちこちに穴を掘り、その穴に何者か(たぶん野ねずみ)が入り込み、成長してきたジャガイモを食べてしまったらしいことです。モグラ対策は来年の重要課題の一つとなりそうです。

途中で異変に気づき、湯沢の菜園にも急遽ジャガイモを植えたのは正解でした。こちらの方は、時期は少し遅れますが、何とかほどほどに収穫できるのでは、と期待しているところです。

 

野菜づくりの楽しみの一つは、生育の過程をじっくり観察し、成長具合に一喜一憂しながら、収穫の時期を迎えることです。途中でのちょっとした葉や茎の異変も気になります。しかし、農薬を使いませんから、手で虫を取ったり、病気にかかった葉を取り除いたりしながら、後は何とか障害を乗り越えてくれと祈るしかありません。

 

5月の連休に湯沢の菜園に植えた苗が、今のところ順調に成長しています。

トマトやナスは花が咲き、小さな実をつけ始めました。

 

6月末の菜園は、こんな様子です。クリの花も咲いていますね。

 

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クラさんの「農」のある暮らし その17

 だだちゃ豆といえば、その名も知れた山形は鶴岡が本場の枝豆の王様。

香りと味の良さは抜群です。

収穫期に畑に入ると、プーンと甘い香りがしてきます(気のせいかな?)。

鍋でゆでていると、家の2階にまで芳香が漂ってきます。

そして口に入れると、その香り、甘さに舌も驚いてしまいます。

「1度食べたらやめられない」、という山形の「○○○豆」の宣伝がありましたが、正にその通り。

 

私も数年前からだだちゃ豆の虜になっています。

ホームセンターで手に入れた最もおいしいといわれる時期の種を最初にポットに蒔くのは5月の中旬、食べごろは8月20日頃となります。

 

だだちゃ豆は、なかなかデリケートな代物です。うまく管理しないと発芽してくれません。

他の枝豆と決定的に違うのは、水を充分に与えた土に播種した後、発芽までは水を一切与えず、乾燥を防ぐため新聞紙等で覆うことです。

このように細心の注意を払っても、発芽率はよくて70パーセント程度です。

 

発芽したら充分に水を与え、適当な背丈に成長したら、15~20センチ間隔ぐらいに定植します。6月10日に一部を定植しました。

 

暑い日の冷えたビールとだだちゃ豆が、脳裏に浮かんできます。

 

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