自由帖

九寨溝・黄龍6日間(2)

パンダ公園見学

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九塞溝空港に飛び立つ前に、成都市内にあるパンダ公園(成都パンダ繁育研究基地)を見学した。
そこには68頭のジャイアントパンダがいて、広い公園内の広い柵の中で放し飼いにされている。
昔上野動物園で見たランラン・カンカンと違い、自然公園の中でのびのびと遊び、眠り、また好物のタケノコの新芽を食べていて皆幸せそうであった。
東京上野と違い、パンダにとって四川省は我がふる里であり、それもそのはずである。

ご存じの通り、パンダは絶滅危惧種であり国によって大切に保護されており、四川省内には広大な保護区があり、そこは世界自然遺産にも登録されている。
また、パンダは中国国家のために重大な外交上の職責を担わされており、中国が大事と思う国に贈られたり貸し出されたりしている。パンダ外交である。
この間も台湾にも贈られたと聞いたが、そのパンダ大使は、責任は重さに身の引き締まる思いであろう。
日本でも、上野動物園が年間1億円の賃借料を支払ってパンダを借り受ける契約をしたことについて、賛否の意見があったことは記憶に新しい。

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政治向きの話は別として、 やはりパンダは可愛い。
寝姿や歩く姿も可愛いが、あぐらをかいてタケノコをむしゃむしゃと食べる姿は本当に可愛らしく、見ていて飽きなかった。
帰国後、大地震による被害が心配であったが、我々の行った成都の公園のパンダは前頭無事だったとの報に接しほっとした。