議員の海外視察

2008年12月アーカイブ

(掲載)市議会海外査察判決文

12月18日に言い渡された市議会海外査察の判決文(仙台地裁第3民事部)を掲載します。

3つに分けてアップしますので,こちらからご覧ください。

                                 そごう

判決主文~当事者の主張081218.pdf

判決裁判所の判断081218.pdf

判決別紙081218.pdf

(控訴しました!)仙台市議会議員海外視察違法訴訟

本日,上記訴訟の第1審判決に対して控訴しました。

第1審判決の不当さは,先にご説明したとおりです。

控訴審では,本件海外視察が議会・議員のお手盛りに過ぎないこと,視察日程の半分ほどは観光旅行と区別しがたいこと,視察の効果など何もないこと,などを指摘していきます。第1審の証人尋問等の結果を踏まえれば,ひどいお手盛り旅行であることは明らかです。

仙台高裁が市民感覚に沿った常識的な判断をすることを期待したいと思います。

                                                                そごう

一部返還命令!仙台市議会議員海外視察違法訴訟 第1審判決

 

 本日,仙台地裁第3民事部は,市議会議員海外視察違法公金支出返還訴訟の判決を言い渡しました。池田友信市議,屋代光一市議,佐藤わか子市議,岡田あき子市議に対し,連帯して12万8400円を返還すべきことを宣言したのです

 判決主文はこちら→ 地裁判決主文081218.pdf

 判決全文は後日アップ予定です。

 仙台市議の海外視察に対し初めて違法と判断した判決で,オンブズマンの一部勝訴です。

 しかし,オンブズマンとしては非常に不満の残る内容でした。一言で言うと,この判決は時代遅れの判決で,市民感覚と乖離しているということです。みなさんはこんなお手盛りの成果のない海外視察が現在も通用すると感じられますか?旅行の実態については, 2008年10月 1日の本HPの記事をご覧下さい。

 この判決は議会のお手盛りを放置する判断で,本年12月1日の県議会政務調査費判決とは対照的な判決です。議会のお手盛りを厳しくチェックすべき司法の役割を忘れていると言わざるを得ません。この判決の評価の詳細については,オンブズマンのコメントをご覧下さい。→ 地裁判決後コメント081218.htm

 本日夜のオンブズマン例会で控訴することを決めたので,来週中には控訴する予定です。控訴審では,せめて平成17年5月12日の大阪高裁判決と同程度の判決を獲得したいと考えています。控訴審の仙台高裁には,議員特権を否定する社会の流れや一般市民の常識にマッチした明快な判断を期待します。

                                    そごう