2009年12月アーカイブ

新潟例会開催される~次回は仙台!

12月5日(土)・6日(日)、新潟市において、半年に一度のネットワーク例会(第35回)が開催されました。
『隠さないで!私たちのお金でなにやっているの?あるべき公文書管理を考える市民フォーラム』では、沖縄返還の密約取材にあたり現在情報公開訴訟を行っている西山太吉さん(元毎日新聞社政治部記者)から、ご自身の実体験に基づき、情報公開は民主主義の根幹であること、権力の情報操作・犯罪の実態、本当の民主主義の実現のためには「下からの監視能力」が必要であることなどをお話いただきました。
当事者たる西山さんのお話は迫力ある内容でした。(詳しくは一つ前の「そごう」さんの「感想」もご参照下さい。)
また、三宅弘さん(日弁連情報問題対策委員会委員長)から「公文書管理法」の内容・問題点をお話いただき、市民の側からの「公文書管理」のあり方を議論・検討しました。

次回は、2010年6月5日(土)6日(日)に仙台で開催予定です!是非、ご予定・ご参加下さい。

新潟例会市民フォーラムアピール.pdf  

                              ちば

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西山太吉さんの講演会(感想)

 12月5日,北海道東北市民オンブズマンの市民フォーラムで西山太吉さんのご講演を拝聴しました。ご承知のとおり,西山さんは,沖縄返還時の密約問題を追及されているジャーナリストです。
 私が感じたことは,「日本の民主主義はずっと歪められ続けてきた」ということです。沖縄密約問題をはじめ,国は情報を隠し,追及されてもとぼけて嘘をつき続けてきました。正しい情報が国民に与えられないまま,政権与党は選挙でその地位を守り続けてきました。そうだとすると,この地位は,民意が歪められた結果だと言えないでしょうか?
 また,西山さんからは,「政府の嘘を見逃し,追及を怠ったメディアや民衆の責任も大きい。下からの権力に対する追及が弱すぎる。沖縄の普天間基地問題を初め,これでは傍観者である」との厳しいご指摘もいただきました。西山さんからオンブズマンに対する叱咤激励だと感じる講演会でした。
                           そごう
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