仙台市民オンブズマン|市民による行政の監視役
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  • パキスタン旅行(1)

    -危険情報-

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    この正月休みを利用してパキスタンに行った。もちろん旅行社のパック旅行である。外務省の危険情報では、渡航の是非を検討しろとか延期を勧めるとかになっていたので、少しは考えたが、旅行社を信用して行くことにした。

    南部のアラビヤ海に面したカラチから北部寄りの首都イスラマバードまでを、名所旧跡に立ち寄りながらバスで行く旅であった。

    「危険」との関係では、その間我々のバスが終始自動小銃を持った警察官の車にエスコートされていたということが、それを思い出させるといった程度であり、それがなかったら危険を実感することはできなかったに違いない。

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    なにしろ警察官自体がみなフレンドリーであり、カメラを向ければ喜んで撮らせてくれたり、迷路のようなバザールでは先に立って案内してくれたりした。また行く先々の観光地でも、バザールでも、ドライブインでもどこでも、人々は皆親切で陽気であり、むしろパキスタン人の方が我々日本人を見るのが珍しいらしく、バスを下りると取り囲まれたり握手を求められたり、一緒に写真を撮ってくれと求められたりと、危険を感じるようなことは全くなかった。
    パキスタン人は旅人に親切でホスピタリテイーに富んでいる聴いていたが、むしろそれが実証されたというのが実感である。

    しかし、政治的には、パキスタンが国際的にも国内的にも危険の要素を孕んでいる国であることは勿論承知しており、一旅行者である私が無責任な断定は出来ないが。

    監査委員が随時監査実施へ!

     

     仙台市監査委員が,梅原市長のタクシー利用実態を調べるため,随時監査を行うことを決めたそうですね。新聞報道によれば,2005年8月22日(就任時)から08年12月31日までの利用分について,タクシー会社の乗務記録と梅原市長の公務日誌を照らし合わせるなどして調べるそうです。監査委員がやっとオンブズマンの申し入れを受けてくれました。ここは素直に監査委員の決定を高く評価したいと思います。
     監査委員はやろうと思えば何でも調査できる十分な権限を持っています。ぜひ権限を適切に行使して徹底した監査を行い,真相究明をしてほしいものです。
                                                                  そごう

    学習会「裁判官は自由か」に参加しました

     

     本日,青年法律家協会宮城支部主催の標記学習会に参加してきました。

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     今から11年前のいわゆる「寺西裁判官分限処分事件」を振り返りつつ,現在の裁判官の市民的自由について考える学習会でした。当時,かけだしの弁護士であった私もこの事件に関わらせていただいたことから,懐かしく振り返りつつ参加できました。印象に残った言葉をあげてみたいと思います。
     「そもそも社会に自由に発言できる雰囲気があるのか,あれば裁判官に社会的発言を期待する必要はない。」人々が雰囲気を読んでタブーを作ってしまう風潮への警告であろうと思います。
     「良心的兵役拒否者と良心的裁判員拒否者は違う。前者は国家が戦争を行うことそのものを否定しているが,後者は国家が刑事裁判を行うことまでは否定していないと思う。」なるほど,誰かは被告人を裁かなければならないわけで,人を裁くという意味を根本から考える必要があると思いました。
     「これから法曹を志す法科大学院生や司法修習生は,司法の役割が人権擁護にあることをよく考えてほしい。」初心を思い返して身の引き締まる思いでした。

     憲法97条の「基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって」という文言を実感を込めて感じる(自由にいられるためには獲得の努力が大切だと感じる)とともに,元気をいただいた有意義な学習会でした。
                                      そごう

    仙台市民オンブズマン

    事務局 仙台市青葉区中央4-3-28朝市ビル4F 宮城地域自治研究所内 TEL 022-227-9900 FAX 022-227-3267