オンブズマンの事務局のある朝市通りに隣接するK医院のさくらが、見ごろになりました。
このさくらは、仙台の開花日より少し早めに開花し、毎年市場の買い物客の目を楽しませてくれます。今日(4月9日)も、多くの人が立ち止まってさくらに見とれ、ケイタイのシャッターを切っていました。
庫山
残念ながら、標記の事件は最高裁で上告が受理されることなく、3月26日オンブズマンの敗訴が確定しました。
この事件は、地方公営企業法17条の2及び17条の3の条文の文言をどう解釈するのかという
法令解釈が争点です。最高裁としてきちんとした法解釈を示すべきでした。
同法施行令8条の5は、
「性質上当該地方公営企業の経営に伴う収入をもって充てることが適当でない経費」
「性質上能率的な経営を行ってもなおその経営に伴う収入のみをもって充てることが客観的に困難であると認められる経費」
として、補助金を出せる経費を列挙しています。
地下鉄事業について補助金を出すことは、施行令では認められていないのです。
にもかかわらず、全国の地下鉄事業は、収入をもって経費をまかなうことが客観的に困難であるということで補助金を受けています。このような法令に違反する状態をそのまま許すことが法治国家として許されるのか否かが、本件の焦点でした。
しかし、最高裁は、法治国家の最後の守り手であるという職責を放棄して、「法治国家」を「放置国家」にしてしまったのです。
松澤
3月下旬、春本番に向って気温の変化の大きい日が続いていますが、この時期はジャガイモの植え付けの季節でもあります。連休の晴れた日に作業を行いました。
石灰をまいた畑の畝にマルチシートを張り、40センチぐらいの間隔で穴を開けます(写真①)。この穴に、適当の大きさに切った種芋を植えていきます。
今年も「シンシア」と「インカのめざめ」の2種類のジャガイモを植え付けることにしました。
シンシア(写真②、③)は昨年から植えてみたのですが、なかなかの優れものです。まず、形が卵型なので皮がむきやすい。男爵やメークインなどで皮むきに難渋している向きには、おすすめです。それに、煮物、揚げ物、ポテトサラダとどんな料理もおいしくでき上がります。さらに、貯蔵性が抜群です。休眠が長いため芽が出にくいのです。昨年7月に収穫した我が家のシンシアですが、今現在でもほんのちょっとだけ芽が出ている状態です。いずれシンシアがジャガイモの代表格である男爵、メークインの座を脅かすのでは、というのが私の予想です。
②
③
インカのめざめ(写真④)は、クリのような風味が好きで、数年前から栽培を始めました。収量が少なく、芽が出やすいのが難点ですが、なぜか私をひきつけてしまったのです。
④
インカ続きで紹介しておきたい本があります。山本紀夫『ジャガイモのきた道―文明・飢饉・戦争』(岩波新書、2008年)です。このなかで著者は、「インカ帝国をささえた食糧基盤はジャガイモであったと考えてよさそうである」と述べています。この事も含めて、ジャガイモとアンデス、ヨーロッパ、ヒマラヤ、日本、アフリカとの関係、さらにはビタミンCやカリウムを豊富に含むなど、食糧資源としてジャガイモの持つ役割等について、多くの興味深い指摘がなされています。
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