仙台市民オンブズマン|市民による行政の監視役
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  • ニュージーランド海外視察・控訴理由書提出しました

    平成26年3月25日から同年3月31日にかけて、宮城県議会所属の議員によりニュージーランドへの海外視察が実施され、視察費用として合計360万円の公金が支出された件に関する住民訴訟について、本日、仙台高等裁判所に控訴理由書を提出しました。


    要旨としては、原判決(仙台地方裁判所平成29年2月1日判決)が、
    1. 県議会の裁量を広く認めすぎていること
    2. 事前準備・検討の不十分さを見過ごしていること
    3. 個々の視察先について安易に適法と判断していること
    4. 違法と認定した箇所についての損害額認定を誤っていること
    などについて主張をしました。
    詳細は以下に控訴理由書を添付しておりますのでご参照下さい。

    本裁判については宮城県も控訴をしており、高等裁判所での審理も引き続き重要なものとなってきます。
    第1回裁判期日が決まりましたら、おって報告させていただきます。

    【控訴理由書】
    【4月10日追記】
    仙台高等裁判所の第1回期日が以下の通りに決まりました。
    興味がある方は、是非、傍聴にお越し下さい。
     平成29年6月6日(火)
     裁判所402号法廷(予定)
    (宮腰英洋)

    平成23年度政務調査費返還訴訟の証人尋問期日が4月13日に決定しました!

    平成23年度政務調査費返還請求訴訟について、各議員への尋問が
    平成29年4月13日(木)午前9時30分から実施されることとなりました。

    証人尋問の進行の予定は概ね次のとおりです。

     9:30~  新しい翼:柿沼敏万氏・橋本啓一氏

     11:15~ 改革フォーラム:田村稔氏

     13:10~ 民主クラブ:木村勝好氏

     14:15~ 社民党:辻隆一氏

     15:15~ 公明党:笠原哲氏

     16:20~ 無所属:野田譲氏・菅原健氏

    ぜひ、多くの方に傍聴いただきたいと思いますので、
    仙台地方裁判所1階の101号法廷にお集まりください
    (場合によっては、法廷が変更する可能性があります)。 

    途中入場、途中退席も可能です。
    よろしくお願いします!

    オンブズマン一同より

    【勝訴が確定!】平成20年度仙台市政務調査費事件

    本年2月23日付けで,最高裁は仙台市側の上告受理申立を受理しないとの決定をしました。これによって仙台市長が各会派に対して合計約1809万円の返還を請求するよう命じた控訴審判決(2016年6月22日言い渡し)が確定しました。控訴審判決の詳細は,当HPの2016年7月25日の記事をご覧下さい。

    この訴訟では,仙台市議会各会派の会派控室にかかる経費について,按分(2分の1)すべきかどうかが争われましたが,按分すべきことが確定したと言えます。
     
    既に,仙台市長は各会派に対して合計約1809万円を返還するよう請求したそうです。市民の納めた貴重な税金が,約8年を経てやっと返還されることになります。
     
    それにしても,裁判によって返還を命じられた場合にだけ,利息も付けずに返還すれば足りるというのはいかがなものでしょうか。仙台市議会は,政務活動費のあり方を協議する機関を設置するそうですが,今回の最高裁判決と控訴審判決を踏まえることはもちろん,「お手盛り」と指摘されないような制度改革が求められます。
     
    なお,仙台市民オンブズマンは,2016年11月11日に市議会の政務活動費について,収支報告書や領収書をインターネットで公開すべきことを陳情しています。

    そごう

    仙台市民オンブズマン

    事務局 仙台市青葉区中央4-3-28朝市ビル4F 宮城地域自治研究所内 TEL 022-227-9900 FAX 022-227-3267