市民フォーラム『議員特権を衝く』を6月2日に開催!

4月27日の仙台地裁判決で、仙台市議会6会派の政務調査費の違法支出(約770万円)が認定されたように、議員の公金支出にかかわる「特権」が大きな問題となっています。

 たとえば,宮城県議会議員の場合,平成15年度から同18年度の4年間の任期中に1人120万円,2回までの「海外視察」が認められていました。行き先には,ナイヤガラの滝,ローマのコロッセオやトレビの泉,パリのルーブル美術館などが含まれています。また,1人当たり毎月35万円の「政務調査費」を使えますが,わずか数qの移動で交通費7000円が計上できるとされています。さらに,本会議や各種委員会に出席した場合には,移動距離に応じて1日1万800円から2万200円の「費用弁償」が支給されます。あまりに厚遇であり,「議員特権」といわざるを得ません。しかも,海外視察費や政務調査費の使い方はとてもいいかげんで,納税者から見れば良識を疑いたくなる使い道がたくさんあります。
 この市民フォーラムで,オンブズマンは議員特権の実態を広く市民に明らかにして,議員のための公金支出のあり方についてみなさんと考えたいと思っています。オンブズマンのメンバーが実態に鋭く迫り,是正策を提示します。また,統一地方選挙で当選した各議員に対して海外視察費,政務調査費,費用弁償に関するアンケートを実施して,その結果もこのフォーラムで発表する予定です。議員と市民の感覚のギャップも明らかになることでしょう。市民のみなさん,ぜひ多数ご参加下さい。


県議・市議にお送りしたアンケートはこちら → 県議会議員政務調査費ンケート kengikai.pdf へのリンク
                             市議会議員政務調査費アンケートshigikai.pdf へのリンク
 

と き  2007年6月2日(土) 午後2時から4時


ところ  かんぽヘルスプラザ仙台
 

        仙台市青葉区上杉3丁目2−7 TEL022(711)7211



 
     ※入場無料

市民フォーラムには、80名余の市民の皆さんの参加があり、活発な意見がかわされました。たくさんのご参加ありがとうございました。